ここんところ読んでいるもの

事件は生徒会室の外で起きている。でも、生徒会でだべってるシーンだけ! みたいな!
なんか『やっぱり猫が好き』を思い出すんだよな。構造が同じだから。
やっぱり猫が好き』を生徒会シリーズ好きな人は見て欲しいかも。
クイックセーブ&ロード (ガガガ文庫)

クイックセーブ&ロード (ガガガ文庫)

現代的な作品だとは思うんだけど、ちょっと素直すぎにも思う。
セーブしたい! と強く願うと、人生をセーブできる少年の話。セーブデータをロードするには死なないといけない。
死の軽さが生の軽さに直結していて、主人公がぐだぐだしてる、とかなり分かりやすい。
テーマ的には『セーブ機能』ってものの都合の良さを保持したまま一回性へ回帰してく展開になってくのでしょう。
そうしないと、ねぇ。
この『セーブ機能』なんだけど、永劫回帰を取り込んで、実は時をすっ飛ばす機能だったら面白いな。
つまり主人公がまったく同じ人生を生きた宇宙になるまで時間を進ませる能力。そうすると人生は一回きりであり、全ての悲惨は結局避けられていなかったという……。
そこをなんとか 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)

そこをなんとか 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)

なんかおもろい。弁護士って他人の非日常に首を突っ込む職業だしね。
物語の主軸がどうなっていくか? が気になるのですよ。
キャリア こぎつね きんのまち 1 (クイーンズコミックス)

キャリア こぎつね きんのまち 1 (クイーンズコミックス)

『キャリアこぎつねぎんのもり』
の続編! ワラシ様はオヤシロ様のパクリ! it's joke.lol haha.
ワラシかわいいのうかわいいのう

新連載

月刊マガジンを読んだら羅川真理茂が短編描いてた。2010年5月から連載を開始とのこと。
主題は『津軽三味線』。
津軽三味線というと「つがるしゃみせん てつのこえー」だれだっけ。ナンバーガール? のイメージしかない。
というわけで、どんな音がしているかすらもわからない。それでも「いかにすごい音か」を表現*1すれば、面白いのが分かるのが漫画だね。
5月が楽しみです。

月刊 少年マガジン 2010年 1月号 [雑誌]

月刊 少年マガジン 2010年 1月号 [雑誌]

*1:観客の反応とかで

西武線が停まる

こんばんは、気づけば一ヶ月の放置をしていました。新人なんで毎日ブログを更新する余裕があるわけないのが当たり前な気もしますが。
先日(12月4日)に西武新宿線が田無―新宿間で運行停止、僕も巻き込まれてしまいました。堂々と遅刻できてちょっとうれしかったのは秘密です。
なんでも運行再開は8時30分過ぎだとか? そんなこんなで何やってんだ西武鉄道って話ですね。
昨夜のニュースでは古館と隣の人が「テクノロジーが……」とか言っていましたが、BCP――リスク・マネジメントの問題じゃないかと思います。
ふつう、日常的にサービスを提供している企業ではBCP(事業継続計画)というのを策定しています。事故でサービス停まったらどうする? って話。鉄道だったら復旧するまでは振り替え輸送をしたりとかね。
当然サービスが停止している時間が長いほど賠償金とか色々、高くつきますので、想定される事態を漏れなく把握することが重要になってきます。想定された事態なら、予防も対策もしておけるでしょう?
 
今回の西武鉄道の対応を見ていると、どうもBCPに漏れがあったんじゃないかなーって気がしています。
僕がおきたのが6時とかですが、そのときにはもう止まっていたし、3時くらいにはおかしかったとか。んで家を出る7時に聞いた話では、部品を神奈川から取り寄せている、とか言ってましたね。
故障箇所だったとかいう「整流器」なるものは4台あって、それが全て停止したって話。整流器の監視装置は異常を報せていたらしいですが、すべて停止していることは中々ないだろうと思って故障箇所の特定が遅れた、とか西武鉄道のお偉いさんは言ってましたね。
話から考えるに、冗長な構成にして1台壊れても大丈夫なようにしてあるんでしょうかね。それにしたって、壊れたのが過電圧だか過電流だかって話ですから、配線どうなってんの? とか思いますが。
そんなわけで「信号機の動作不良」というアクシデントに対しての予防策をとっておいて対応策があんまり考えられてなかったんだろうなぁ。復旧までの時間かかりすぎだし。
 
これを良い機会に、他人のインフラ預かっている企業はBCPの見直しをしてもらいたいものですね。遅延してても、動いてたら文句も小さいから。

THERMOS マグカップ

会社での飲み物代が馬鹿にならないので購入。
ドリッパーとフィルターと豆は近所のコーヒー屋で買おうかな。

[本]耳刈ネルリと奪われた7人の花婿

耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫)

耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫)

読了

お話

耳の刈られた従者を従えて、『本地』の高校へやってきたシャーリックのお姫様、耳刈ネルリ
語り部は『中央委員会』の局員を父に持つ『本地民』レイチ・レイーチイチ。
『連邦』は広く、本地とそれ以外では文化も違う。対立、いざこざ色々あって、今度の話は演劇大祭。
演劇バトルの敵役、チェリ・チェリョーハム、招かれた文化英雄・コーチキン、華やかな舞台の裏で陰謀が進行する。
レイチら一年十一組は劇を成功させられるのか?

紹介

『連邦』に『委員会』、どこかにありそうな政治システムである。
耳刈ネルリ入学万歳万歳万々歳』ではチラリとしか見えなかった『連邦』の話が、本筋の裏側で少しずつ語られていく。そして最後に語られるのは『連邦』のその後である。
コーチキンに曰く「全てはネルリから始まった」。「ネルリ」が『本地』にくれば、動乱もまた来るというもの。二世ネルリでも同じことである。
というわけで耳刈ネルリと奪われた7人の花婿は、『連邦』のその後の始まりの話である。
そんな動乱の序幕を経て、レイチが知るのは「愛」である。ネルリの傍でことの顛末を見届けることが確定したレイチであるが、さてはて今後はどうなるんだろうね。