なんとなくギアスとかその周辺をみていて

 人間が行動をするには二つの条件が、往々にして必要なのではないかなと思う。
 一つは動機で一つは動機が肯定されること。この二つがないと、スムーズに行動に対しての納得がいかないのではないだろうか。スザクはそういう意味で異端で、誰に肯定されなくても行動する。ウザクと呼ばれるのはここら辺に理由があるのかな、などと想像。スザクって滅茶苦茶孤独*1なキャラクターだなぁと思うのだけれど、思い込みの可能性は満載なのでメモ程度に。
 さてはてルルーシュが「想い」の方が大切だ、と述べているのだけれど、単純に人間が行動するには「想い」が必要なんだから当たり前だろうな、などと思う。それは「職務だから」とか「食っていかなきゃ」とか、自身の動機を肯定したり動機付けたりする理由が、黒の騎士団には圧倒的に薄いからではなかろうか。黒の騎士団の基本的性質は義賊的で、誇りや自負や嫉妬や復讐で回っている組織だから、動機の調達が結構遠回りなんだよな、と思う。
 本当はここら辺って、如何なる理由であろうと動機の肯定は自己で行う以外にありえないんだけど、こっち方向への掘り下げは多分ないと思われる。あっても一・二話で消化されるかな。
 コードギアスって話のネタにしにくいなぁ。爆笑するシーンはたくさんあるんだけれど。

*1:!孤高