UbelBlatt
- 作者: 塩野干支郎次
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2007/09/25
- メディア: コミック
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ユーベルブラットの最新刊がでたので早速紹介。
お話
皇帝に闇の異邦の封印を命じられ旅立った十四人の英雄たち。三人は旅の途中で倒れ七人だけが帰還し、彼らは七英雄と呼ばれた。では残りの四人は?四人は闇の異邦に寝返り、七英雄の手で討たれた。そう思われていた。
そして二十年の時が流れ、皇帝と七英雄のもと平和を享受する時代。裏切りの槍は還ってくる。
裏切りの槍の四人に生き残りがいた、復讐を誓って。裏切りの槍の、主人公ケインツェルの復讐は果たされるのか。
魅力
皇帝から槍を与えられた十四人のうち最強の男であり、裏切りの槍である男アシュリートって七英雄のことが大好きなんだよね。復讐と愛情の葛藤、それが凄い魅力的だ。けどアシュリートって四十才なわけで……ちょっと稚気が強すぎな気がしないでもない。だがそれがいい。
で一方七英雄のほうもアシュリートに対して強烈な憧れと嫉妬と劣等感をもっている、絵面からそれが伝わってくるのはいいなぁ。感情を絵で表現するのが上手いんだろうねぇ。
アホ毛のでている女の子より内臓のでている女の子が見たいとか、もっとおっさんだせよとか思わんでもないけれど、良質な作品であることには間違いない。
0巻からはじまるわけだけれど、これはまさに0巻なのでさらっと読んでお楽しみください。妖精ウマー。