図書館戦争

図書館戦争

図書館戦争

図書館戦争 有川 浩
 文庫化してから買おうと思っていたのだけど、耐え切れず購入。あらすじは有名なのでパス。
 まだ読み途中なのだけど、この話はずるい。読書が好きな奴なら好きにならざるを得ない本だ。人権ファッショ法……じゃなかった、人権擁護法という名前のメディア良化法が国会で提案されている上に、マスメディアはスルーの時代だしね。
 そういった社会風刺の一面を持たせた話としても読めるんだけど、純粋なエンタメとして読むと、
「これなんてエ……少女マンガ?」
と言いたくなる。なんか、一条ゆかり池野恋を彷彿させる。女の子が主人公で単純一途とかね。設定とかね。うん、面白い。
 どうでもいい話なのだけど、堂上のイメージが「黒髪、低身長、細身だけど筋肉質、職業適性高い」と言われると、サルガッソー軍曹(またはドモン)の中の人の声に脳内変換される。普段小説読む時に、声に変換されない性質なので、かなりキャラの立った小説なのではないかなーと思う。
 で、今のところ少女マンガとして読んでいるので割りと筋とかどうでもいい。揺れる乙女心にキュンキュンできれば満足。こっから筋も盛り上がってくると、もっと面白いなぁ。