ここ一週間の話

 田中ロミオの『AURA』を読んで、いまいちピンと来なかったところから始まって、戦士病にはかからなかったなーと考えていた時期が僕にもありました。

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

 それからしばらくして『じゃじゃ馬グルーミン☆UP』を見かけて、
じゃじゃ馬グルーミン★UP! (5) (小学館文庫)

じゃじゃ馬グルーミン★UP! (5) (小学館文庫)

「そういえば俺、このマンガの影響で高校に入ったら牧場でバイトしたいとか思ってたんだよな」ということを思い出して羞恥心に耐え切れず、twitterで叫んだらお友達がいらっしゃいました。けど、本当に働いていたあたり、妄想で終わらせた僕とは比べるまでも無いのですけどね。
 それでロミオの『AURA』に書かれていたイタさにちょっと共感しつつ、じゃじゃ馬についてだべっていたら、懐かしくなって全巻買っちゃいました。試験期間にも関わらず一気読み。なにしているんでしょうね(笑)。
 しかしやっぱり面白いですね。ゆうきまさみは上手い。携帯が出てこない辺りに時代を感じたりもしますが。そういえば『パト・レイバー』でもグリフォンの画像表示に凄い時間がかかったりしていますね。
機動警察パトレイバー (11) (小学館文庫)

機動警察パトレイバー (11) (小学館文庫)

 じゃじゃ馬なんですが、久世とひびきがケンカしているときに「男が悪い」って野次られる描写があって、うんうんそうだなー、男が悪いってことにしておくのが色々と収まりが良いよなーと共感しておりました。
 そういえば『痴人の愛』に、
「わざと負けている内に、本当に勝てなくなる。男ってのはそういうもんだ」
といったくだりがありましたが、まぁそういう精神なんだろうなぁ。
 にしても、じゃじゃ馬の面白いところは人間よりも馬に思い入れができるところですね。ストライクイーグルの勝負所なんて手に汗にぎりますよね。一番好きな勝負はやはり有馬記念の引退レースですね。ハイネスとの勝負もやはり熱い! いやー、やっぱり今でも面白い作品、というか読み返しても面白い作品ってのは上手いですね。未読の方は是非読んで欲しいなぁ。