所感

 観測位置によって景色は違うのです。事実と推定*1できるのは

  1. 小学館が原稿を紛失
  2. 雷句誠が(1)により小学館を提訴
  3. 雷句誠小学館との取引に不満を感じている
  4. 新條まゆ小学館との取引に不満を感じている
  5. 橋口たかし(仮)は小学館との取引に満足している
  6. 小学館の編集者は漫画家を罵倒することがある

 ここから推測できるのは

  1. 小学館の原稿の管理体制に不備がある*2(1,2,6?)
  2. 小学館と漫画家の取引体制が不満を出しやすいシステムである(3,4,5,6)

 1に関しては原稿の所有権がどちらにあるか不明なため、なんともいえず。ただ管理責任を問われるのは当たり前だと思われる。
 2に関しては取引におけるパワーバランスの問題と、コミュニケーションコストの問題と思われる。「編集と漫画家の二人三脚」*3は質や生産性への寄与度とコストを測りにかけて考えるのが建設的っぽい。パワーバランスとコミュニケーションコストは相互に影響があると思われる。
 そもそもアイディアを出すのが編集の仕事として常態化している(という噂)のは歪と思われる。完全にビジネスライクな話なら
漫画家「こんなんできました」
編集者「うまうましかしかにより没 or OK」
ではないかと。恐らく編集も漫画家もこんな関係は望んでいない(僕の主観より)ので、システムにより調整をかけたほうが良いのではないでしょうか。
 取引って公平なもんなのかなぁ? とかそこらへんは分らないのでノータッチで。*4

*1:変な言葉だな

*2:一回だけならともかく数度(?)となれば

*3:本当かどうかは知らない

*4:いや、漫画家は下請けなのか? とかそういうのも判断つかんですし