日記

 マンガ喫茶で読んでいたHappyWorldを読了。

 テーマ的には面白いことをやっているのだけれど、エレガントさに欠けているのがもったいない。どうも後書きを読むに連載の途中で大幅に方向を換えたらしい。しょうがないかなぁと思いつつ、もったいない、もったいない。もったいないと思いたい人はどうぞ。
 それと鋼鉄のガールフレンドも読了。 いわゆる学園エヴァの二次創作。カオル君補完計画のお話なのだけど、シンジが主人公。んー、二部構成は間違いな気がすんだよなぁ。やるなら二部の後に中年のゲンドウの話と、シンジの話をもう一歩踏み込んで欲しかった。総括すると結構おもしろかった。そういえばエヴァのSSを読み漁っていた時期があったなぁ。僕が知る中で面白かったエヴァSSは錬金術師ゲンドウとシンジが囲碁打ってる奴だけだった。後者は途中で終わっている。両方とも二次創作というよりオリジナルになっていたけど。
 がっつり話は変わって、一昨日チャットでペトロニウスさんとディバフロの話をちょっとした。ディバフロの話をチャットでできることにささやかな喜びと驚きを覚えた。それはともかく、やはりエピローグは蛇足、というのは同意らしい。そしてその蛇足がなければ素晴らしい作品ではないというのも。そこらへんがやっぱり泥臭さなのかな。
 テーマの描出を完全にするためにも、、物語を終わらせるためにも確実に必要なエピソードだけど、書かないほうが受けは良いし、賢い選択でもあるんだよな。ただやっぱり、そこをちゃんと書かないと物語にならないし、書いてくれるからこそ好きな作品になる。
 物語を十全にするための蛇足があるんだなー、と思うと、これまでエピローグが蛇足だからと切ってきた作品の中にも素晴らしいものがあったかもしれない。物語の読み方は繊細なものだな。わかった気にならず、ちゃんと物語に向き合いたいものだ。難しいけどね。